どうも。
そらまいです。


舩後靖彦さん、木村英子さん初登院の日。

中継、見れませんでしたが、
重度の障害者2人を国会に送り込んだ山本太郎の戦略、
そのインパクトはやっぱりすごい。

先日(7/30)の朝のフジテレビ「特ダネ」は
ギリギリ見ることができました。





木村さんと介助の方、そして山本さんが出演。
山本さんの無駄のない言葉が本気を表していますね。

短い時間で効率よくプレゼンをぶち込むために
自作の資料を持参して、
スーツにコンバースという姿の山本氏に、
グッときましたね。

もう、

薄っぺらい自己啓発にしがみついて
忖度だらけのカネ至上主義の波長に合わせ続けることを
本当にやめたいな、と思いました。


いかなる政治家にも、
こんな雑草系の気持ちなんてどうせ分からんだろうし、
雑草の苦しみを何とかしようなんて
思いもしないだろうけど、

山本太郎だけは違う。
綺麗事でもパフォーマンスでもない。


ちなみに潜在的な「数」でいえば
雑草系は強いからね。笑

引き続き、れいわ並びに
山本太郎をウォッチしていこうと思います。



この国では、
「政治に関心を示すと友達失う」らしいですが、
それならそれでもういいや。笑



「障害者は引っ込んどけ」という父の言葉


じつは

私の亡き父が昔、

「障害者は引っ込んどけ」

という言葉を吐いたことがありまして。


父は、貧乏一家の7人兄弟の長男で、
自分は中卒で働き、
兄弟たちの学費をまかなっていて、
兄弟の中には障害者もいました。

障害というのは、
彼女が1歳の赤ちゃんの時、親が目を離した隙に、
火鉢で体全体にに火傷を負い、
両手とも、指がくっついてしまっています。

(しかし彼女は、この兄弟の中で最も自立していて、
頭がよく精神的にもタフな人間ですが)


障害者だけじゃなく、
「稼げない奴は引っ込んどけ」

つまり、
「女・子どもも引っ込んどけ」

父はそんな調子で。


なんて酷い…と思うけど、
きっと必死だったんだろうな。


「引っ込んどけ」というのはキツい言葉だけど、
もうひとつの解釈として、

障害者が社会に出たら出たで、大変な思いをする。
わざわざ社会にでていって、傷つかなくてもいいじゃないか。


そんな、
父なりの「思いやり」だったのかな…とも考えてみました。

どちらにしても、
これは父のハートの奥底からでた言葉じゃなくて、

生産性ばかりが重視される社会に洗脳され、
必死でこの世の中の底辺を生き抜くための
マインドが言わせた言葉
だったのかもしれない。

悲しいなぁ


そんな父は、45歳という現役バリバリの時に、
脳出血で倒れ、なんとか一命を取り止めましたが、
重い障害が残りました。

因果応報。

「障害者は引っ込んどけ」

この言葉通り、

45歳から54歳で他界するまでの間、
父は障害1級の不自由な肉体に閉じ込められて、
仕事も好きなことも諦め、
車椅子と、後半はほぼ寝たきりの人生でした。


この言葉の呪いは、
父自身だけではなく、
私にも及んでいました。


私はどうせ、ただでさえ稼げない「女」。
障害者の親の介護をやりながら
どうやって稼げっていうの?
そのうえ
病人にはカネがかかる
お荷物だ
いつまで生きる気だ?
てか、こんなカラダで
なぜ生きなきゃいけない?
神さまは残酷だ
せめて死なせてあげたらいいのに
生産できない奴は価値がないんでしょ?
あんたも私も。
カネカネカネ
生きるだけでカネがかかるんだよ



父がこんなに苦しんでいるというのに、
思いやりや愛の言葉を投げかけることは
なかなか出来ませんでした。


父が他界してからは、
物理的には身軽になりましたが、

私は呪いにかかり続け、
不安を埋めるために
父と同じようにカネと居場所を追いかけました

カネさえあれば、自分の弱さを隠せる
カネさえあれば、話を聞いてもらえる
カネさえあれば、認めてもらえる

そう信じ込んでいました。

同時に私は、
父のように病気になって肉体のコントロールを失うことを異様に怖れ
不安神経症やパニック障害のような症状にも悩まされていました。
コントロールを失うくらいなら死んだ方がマシだとも思いました。

(これについてはスピ視点で別記事を書きたいと思います)

しかしそれすらも、
カネさえあれば、恐怖は和らぐ、と信じていました。





これはある種の洗脳ですよね。


自分に対してそう思うことは、
他者に対してもそう思ってるということ。


木村さんや舩後さんの「想い」や躍進する姿を見て、
ようやくその呪いに気づき、
目が覚める思いでした。

父が他界してからの間、
「障害者は引っ込んどけ」の意味を、
半分は「思いやり」だと思ってたのは、
とんだ勘違いだった
な、と。

傲慢だったな、と。


どんな人間でも、
存在し、想いがあることに価値がある

どんな人間でも、
存在そのものがメッセージ

数・量・生産性というモノサシで
人間の価値を測るもんじゃない。



本当は

カネなんかなくても、
生産性が低くても、
顔や体がどんなだろうとも、

あなたがいてくれてありがとう
あなたがいてくれるだけで嬉しい
あなたにはこんなにも素晴らしい「感じる心」がある
あなたには生きてるだけで価値がある

こう言って欲しかったんだ
父も私も。


みんなそうじゃない?


でもそんなこと言っちゃうと、
「キレイごと」「むずがゆい」
とされる世の中。



もしも、
山本太郎のいう理想が実現したなら、


病気の父に対しても、
自分自身に対しても、
もっと優しくなれたんじゃないか。
そう思うんです。

豊かさとは、そういうベースの上に成り立つもんだと。

木村さん舩後さんの想いや躍進を見て、
過去のモヤモヤに対する答え合わせがやっとできた感覚です。


重度訪問介護サービスを受けながら、
働きたい意思が尊重される、
それが当たり前の社会になってほしいですね。




その他の、消費税や原発についても、
ウォッチしつつ学び、考えていきたいです。


****

いつも読んでくれてありがとう
今日も
ご縁のあるすべての人がゴキゲンでありますように(*^ω^*)



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