こんにちは
そらまいです。

ようやく日常が戻りつつありますね。

あれだけ待ち焦がれた伊勢での年末年始が、
あっという間に過ぎ去り、

あれは、夢だったんだろうか…なんて
変なセンチメンタルがちょっと出てます。笑


あれは、自分の妄想の出来事だったのか
それともほんとうに自分が体験したことなのか

私たちは「今」という時の中にしか居場所はなく、
過去にも未来にも、
身を置くことはできない。

「今」をつかまえて封じ込めようとしても、
次の瞬間には過去となって、
自分の目の前からすり抜けていく

過去 → 古い、ネガティブ、
未来 → 新しい、ポジティブ

そういうイメージがあるから、

人はよく未来のことを語りたがる。
ポジティブ思考な人はとくに。


でも、それにも大きな落とし穴があって、

「今ここ」にいる自分が、
本来の自分(魂)と一致してないことを誤魔化すために、
やたらと意識が「未来の自分」ばかりにいってしまう…

そんな人が大半だ


気づいたらずっと「今ここ」に自分が不在で、

頭の先にぶら下げた夢というニンジンを追いかけて延々と走る馬のように、
からっぽの未来を追いかけている間に
ニンジンを味わうことなく歳をとり、

本当にこの人生で味わいたかったものは何だったのか?
ますます分からないまま
若さや健康を羨むだけの人生に
なってしまわないとも限らない


余命3ヶ月。

そう言われたら、貴方はどうするだろう?


慣習だから仕方なくやっていること
情熱はないがそこそこ安定している仕事
裸の心ではいられないけどそれなりに納得している人間関係

それらを、いつも通りこなしていくのだろうか?

……


そんなことを思っているときに、
フォローしている坂爪圭吾さんのnoteに引用されていた、
山田かまち氏の詩が、心に引っかかった。

(↓引用)

「生きる」

かまち、おまえは
人に好かれるか好かれないかということで
生きているのではなかったはずだ。
おまえは、生きる。
ただ自分の生き方を貫く、
それひとつだけのために。
おまえは裸。
たったそれだけ、おまえの心しか
この世にはない。
おまえの生き方を貫く。
消えるまで、生命が消えるまで、
全ての力を出し切って、生ききる。
それがおまえの生き方だ。
おまえの生き方を貫け、
それは意地ではない。
美しさだ。
今までは人の言うことを聞きすぎた。
みじめな気持ちになり、
仲間が欲しくなり、
ろくでもないやつを仲間だと思い込む。
そこからおまえがくずれていく。

かまち、おまえはもっと自分を大切にしろ。
激しく美しく生きろ。
みせかけや、
その時のいくじなしなみじめさは、
軽く、安いものだ。
激しい美しさ、真の叫びこそが美しい。
くだらん連中に妥協するな。
おまえにはおまえがある。
人のことは考えず、自分の生き方を貫け。
輝く激しさだけを信じろ。
今を信じろ。
自分を信じろ。
ただその燃える、一本の生命を信じろ。
おまえは美しい。
それは誰がなんと言おうと、
変わることのない偉大な真実だ。
人に悲しまされるな、物事に悲しまされるな。

かまち、おまえは生きることを生きろ。
おまえは再びおまえをつかめ。
おまえは眠っていた。
それをゆり起こして、
さあ、
再びおまえを生きるんだ。
再びおまえを!
妥協は敵だ。
おまえはおまえしかないのだ。
おまえがおまえでなくてどうする!?
おまえは生きることを生きろ。
昔を思い出せ!


……ここまで

(山田かまちを知らない方はWikipediaを見てください。
17歳で他界した才能あふれた芸術家です)


これを一字一句、
肚に落とし込みながら、
ゆっくりと味わい、涙しました。

多くの人の、彷徨える魂の声を、この詩が代弁している

そう思いました。


私は、これを引用していた坂爪圭吾さんの文章が
とにかく好きで。



今の時代、誰もがネット上で表現することが可能になった分、
受け取る側の、
ホンモノを嗅ぎ分ける感受性も問われているのだと思う。

坂爪さんの文章に感じるのは、
単なる表現欲や承認欲求を超えた、
魂の叫びや、とことん自分を煮詰めて透明になることへの挑戦。


ネットや書店、世の中には、
すぐに答えを与えてくれる便利な情報で溢れている。

いかに便利であるか
いかに有益であるか
いかに優位性があるか

そういうものに、魂は疲れている


本当にいいものは、
簡単に答えを与えてはくれない

ただ、見る者への、
強烈な「問い」を突きつける

「それで、貴方は、本当はどうしたいのか?」

と。



……


こんな後で自分の本をアピールする怖さといったら…笑
でも。
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