生まれてはじめて、過呼吸ってやつになって
救急車で運ばれた。

いやー死ぬかと思った。。(笑)

夜、お風呂上りに髪の毛拭きながらショウガ湯を飲んでいたら、
めまいがして、息が苦しくなり、
手足が痺れてきて動けなくなった。

だんなさんが救急車をよび、
担架に乗せられ、近くの病院へ。

平日だったので、息子は寮にいた。
よかった、こんな姿、息子に見せたくない。

過呼吸になったことがなかったので、
脳の異常かと思い…
最近、めまいを感じることが多く、もともと頭痛もちで
父親も45歳で脳溢血で倒れたので、
もしや自分も…なんて恐怖がすごくて。

救急車の中では

ここ数年の中でトップレベルの、マジな祈りをした。

神様!!私にまだ使命があるなら助けてください!
ありますよね?使命。
とにかく…みんな、迷惑かけてごめん
みんなありがとう
あーもう、
身体を運命に委ねるしかない…

「大丈夫やから。過呼吸や、たぶん」

え、過呼吸…?

CT撮ったが異常はない。

「病気じゃないから。ゆーっくり呼吸して。」

冷静さを取り戻し、
いま身体に起こっていることをよく味わってみた。

息が苦しいのと、
手足がずっとバタバタと痙攣していて、まるで、まな板の上の鯉のよう…

CTの画像がブレてないか気になったが
「ブレてません」
とのことだった。

ベッドの上で
この痙攣の感じを味わっていたら、勝手に涙がいっぱい出てきて
お医者さんがいるので我慢しようと思ったけど止められなくて
しばらく泣き続けた。

自分でもよく分からない感情だったが、身体のしたいようにさせておいた方が
呼吸が楽だった。

ここ最近こんなことを考えていた。

自分が頑張れば頑張るほど、誰かを傷つけているかもしれない。
自分の正義を振りかざすほど、誰かが傷ついているかもしれない。

というか

自分が自分であるというだけで
時に誰かを傷つけている。

そして時に
自分も、傷つけられていて。

どちらかに善があって、どちらかが悪、
そんな状況はホントは存在しない。

生きることは、お互いさまなんだ。

傷ついた自分を認めることは
その傷が古くて深いほど
苦しい作業だ

だけど
まずは傷ついた自分のことを癒してあげよう
少し肩の力を抜いて
今いちばん自分がどうしたいかを、優先させてみよう


病院のベッドでしばらく休んで落ち着いたら、
タクシーを呼んで無事帰還。

夜中の2時頃だったけど
帰って布団に入っても全く寝付けず、ただ涙がたくさん流れて。

なんだこれは…(^-^;

結局、一睡もできず朝になった。

だけど

なんか憑き物が取れたみたいに、心が楽になっていた。

過呼吸とは?

少しネットで調べたら気になる一文があった。

過呼吸はヒーリングのプロセス。

ある感情を手放そうとすることを自分に許し、
それを癒すために過呼吸が起こる
んだという。
手放そう、いや、手放せない…その葛藤のプロセスともいえるし、
解放へのプロセスでもある。

まぁ原因は人によって色々かもしれないが
私の場合はすごく納得できた。

またなったとしても、
病気じゃないうえに、より感情を解放させるためには
必要なプロセスだと思えば、
そんなに恐れることはない。

過呼吸に限らず、こういう不定愁訴で悩んでいるなら
メンタルが弱い自分はダメなんだ、などと落ち込む必要はない。

そういう不調は
自分が自分のコアからずれてることを、
身体が敏感に教えてくれているだけだ。

次のステップへ移行するための調整をしているのだ。

そういう、
感度の高いセンサーを持っているだけのことなのだ。
世の中の常識からすれば、
生きにくくするだけのアンテナかもしれないが、
そういう自分のことも大事にしたっていいんじゃないか。

ホントは
身体が訴えることを抑え込む必要はないのだろう。
身体と心の奥深くの部分がそれぞれ納得いくまで、
出させてやったほうがいいのだろう。

まあでも、
仕事に支障があるとか、人前でなると恥ずかしいとか、
それにやっぱり苦しいし、、
できればもうイヤだよね

だんなさんは、ショウガ湯を飲んだアナフィラキシーショック的なものと思ったみたいで
しきりに
「ショウガ湯を飲んですぐに…」とか
「風呂上がりでショウガ湯飲んでるのに身体が冷たいのはどういう?…」
などと、原因をショウガ湯にしたかったみたいだけど
もちろん
「関係ないです」って。

大丈夫と分かるやいなや、
ご丁寧に写メを撮ってくれていた。

↓痙攣しながら呼吸を整える私
96541

↓放心状態で帰りのタクシーを待つ私
a3344 -

いやー、いい思い出できたわ(笑)

あのときお風呂上がりで髪が濡れてて、パジャマ1枚で運ばれたので
次の日から風邪ひいた。

過呼吸に比べたら風邪くらい何だ!、、と思ったけど、
やっぱ風邪は風邪でキツイわー
もう、とことん排毒やー(笑)